日曜の夕方

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日曜の夕方がわりと好きなんだけれど、彼女にとってはたぶん消えてしまいたいほど嫌なんだろう。連絡しようと思うけれど、どんな風に声をかければいいかわからなくて、ぼんやりと考えながら遠い国のラジオなんて聞いている。言葉はほとんど聞き取れないけれど、ざわめきとリズムが心地よかったりする。彼女も自分と流れていく時間と消えていく言葉にだって楽しみはあるということを感じられたらいいなと思う。

逃げる

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夜の街を歩く。ときどき思い出したように小さな雨粒が落ちてくる。

ずっと開けないメールがあることを思い出す。小さな子どものように目の前から消えてしまうことと無くなってしまうことが同じだと思えたら楽だろうなと思う。

相変わらずいろんなものから逃げている。時間だけが過ぎていく。