本州から九州へ渡るローカル線の乗客は7人と1羽の鳩だった。列車はたぶん5両か6両で編成されていたから、全体でいえばもっと多くの人々が乗っていたかもしれない。少なくとも僕が乗り込んだ車両にいたのは7人と1羽だった。 最初僕は鳩には気づかなかっ…
僕は言葉を持っていない。故に、語り得ない。語りの文法を身につけること。思考の型をつくりあげること。それは同じことである。そんなこと、今更、だけど。
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