時間

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教会/アイルランド

 

2時間ほどで僕のねむりはぷつんと途切れた。

それからどうやっても眠気は戻ってこなかった。

まただ、と僕は思う。また鼻の長い象がこっそりと僕の眠りを奪い去っていってしまった。

起きて何かを始めるべき朝にはまだ遠かった。しかし複雑なものごとを考えるには夜は更けすぎていた。いずれにせよ、世界はまだ眠につき、止まっていて、僕の居場所はどこにもなかった。