知り合いの会社が新しい支店を開き、オープニングパーティに呼ばれる。
何も考えずいつものように穴の空いたジーンズに襟がよれたTシャツで出かけ、みんなスーツを着ているのを見て、ちょっと失敗したなと思う。
小さなフラワーアレンジメントを渡し、2人のオーナーに挨拶し、もらったグラスをすする。
外には完璧な5月の日差しが降り注いでいてやけに眩しく、ワインの酔いが回るのが早い。