041206

 三日ほどうまく眠れない日が続いて、それでももちろん朝はやってきて、窓の外ではオリーブの葉が揺れている。そういうときは決まって窓から差し込む朝日がまぶしくて、まともに目を開くことはできない。FMから流れる音楽がひどく頼りなかったり、逆に耳障りだったりする。濃く出したはずの紅茶の味がよくわからない。しかたなくミルクを入れてみたりするけれど、舌にざらつく感じが増えただけで、けっきょくシンクに流してしまう。もちろんそんなこととは無関係に、窓の外ではオリーブが揺れ続けている。